2023-01-01から1年間の記事一覧

エレーナ・コスチュチェンコ『わたしの愛する国』

ロシアのジャーナリストでLGBT活動家のエレーナ・コスチュチェンコの新作『私の愛する国』がイタリア語で出版された。その他にも7言語での翻訳が現在進行中だそうだ。残念ながら、ロシア語オリジナルは出版されていない、ロシアの出版社が出すにはリスクが高…

【詩】 ダリア・セレンコ

*** すべてが終わったら私はすでに大人の女だろう私の青春は独裁のもとで過ぎ私の体は愛よりも恐怖に震えたほうが多い独裁が終わったら生き延びたすべての者に新たな若さが訪れる私たちはバカみたいになって通りを練り歩きしてはいけない場所でキスを交わ…

フェミニズムが過激思想?

去る4月2日に、ぺテルブルクのカフェで爆発が起き、軍事記者として知られるヴラドレン・タタルスキーが死亡、40人が怪我を負った。 翌日、容疑者として逮捕されたのは、ダリア・トレポヴァ(26歳)。彼女は1997年にぺテルブルクで生まれ、ぺテルブルク医科大…

【詩】日曜日の夢 

">日曜日の夢 ">古いわが家の夢を見た私がそこの主になっていて裸だか、スカートだけ履いていて誰もいない部屋と庭を歩き回っている垣根のロープから下着を取り込みベリーを集める少年たちが窓の中をのぞきこむ視線だけで私は彼らを追い払う魔女のように私を…