フェミニズムが過激思想?

去る4月2日に、ぺテルブルクのカフェで爆発が起き、軍事記者として知られるヴラドレン・タタルスキーが死亡、40人が怪我を負った。

 

翌日、容疑者として逮捕されたのは、ダリア・トレポヴァ(26歳)。彼女は1997年にぺテルブルクで生まれ、ぺテルブルク医科大学で学んだが、卒業後は、デザイナーやアンティックショップの店長などをしていたらしい。SNSで自分のことを「フェミニスト」で「ヴィーガン」だと名乗っていたという。カフェで彼女がタタルスキーに贈った小像に爆弾が仕込まれていたとされている。

 

ロシア当局はこの事件を「テロ」だとみているが、トレポヴァは爆弾が入っていたとは知らなかったと否認している。

 

この事件をきっかけに、さらに嫌な展開になってきている。昨日になって与党の国会議員オレグ・マトヴェイチェフが、ロシアのフェミニストたちは「伝統的な価値観を壊そうとする」欧米のスパイだとして、フェミニズムを過激思想とする法案を作成。過激思想と認定されると国内でのすべての活動が禁止されることになる。

 

爆破事件についても、マトヴェイチェフの発言についても多くのニュースがあります。以下を参照するか、検索するともっと多くの情報が出てきます。
https://www.kommersant.ru/doc/5913285
https://lenta.ru/news/2023/04/04/trepovadopros/
https://www.gazeta.ru/politics/2023/04/04/16507105.shtml